激変のパテック フィリップコピー代引き。新作時計をみっちりレビュー!
2021年はグリーンやティファニーブルーなどのカラーダイヤルで大きな話題をさらったパテック フィリップ。2022年は何と、新作はカラーダイヤルのみ、という驚きの展開。しかも、白ダイヤルが次々とディスコンになっている、というのですから、もはやカラーダイヤルはパテック フィリップにとって特別ではない、レギュラー仕様ということなのでしょう。
さて。という新作の最初が「カラトラバ 5226」。
目を引く特徴が、ザラリとした質感のブラック・グラデーションダイヤル。なんでも、ヴィンテージのカメラのボディをイメージした仕上げとのことで、実機を見ると確かにそのとおりの感じ。クラシックカメラ好きなら「あー、なるほどね」とお分かりになると思います。
アラビア数字インデックスにシリンジ型針、さらにベージュのスーパールミノバという、ヴィンテージでミリタリーなテイストも特別な味わい。ほかの多くの「カラトラバ」のドレッシーさとは違った独特の魅力になっています。
そしてさらなる大きな特徴が、ケースサイドのクル・ド・パリ装飾で、これはパテック フィリップでは初の仕様。ラグをケースバックに付けることで、ラグに隠れる部分にもクル・ド・パリ装飾を途切れなく、ケースサイドの全周に施しているところも注目点です。
カラトラバ 5226
自動巻き、18KWGケース、ケース径40mm、ブラックとベージュの2本のカーフストラップが付属。3気圧防水。493万9000円
次にご紹介するのが「年次カレンダー・トラベルタイム 5326」。
見てお分かりのように、ダイヤルやケースなどのデザインは前記の「カラトラバ 5226」とまったく同じ。ちなみに、ダイヤルの特徴的な質感がどのように生み出されているのかは「秘密」とのこと。見れば見るほど精緻で美麗な仕上げのため、これがどのように制作されているのか、大いに気になるところです。
そして大きな見どころが、モデル名のとおりに、年次カレンダーとトラベルタイムを併載したこと。これはパテック フィリップで初の試み。そして、実のところ、思うほど簡単なことではないのです。
なぜなら、日付表示は常に現地時間=旅先での日付でなければならないから。だから、ただ併載しただけではなく、2つの機構を正しく統合しないといけない。それが難しいのです。
そこでパテック フィリップが新しく開発したのが、トラベルタイムが年次カレンダーを制御する機構。それにより、前進、後退、どちらにも日付が調節できるようにした。これはまさしく画期的かつ実用的な複雑機構です。
また、現地時間の設定をプッシュボタンではなく、リュウズで行えるのも特徴。プッシュボタンがないため、端正なラウンドケースの美しさがそのまま。時針を重ねてしまえば、通常の年次カレンダーにしか見えない、というところも魅力です。
年次カレンダー・トラベルタイム 5326
自動巻き、18KWGケース、ケース径41mm、ブラックとベージュの2本のカーフストラップが付属。3気圧防水。971万3000円
永久カレンダーとクロノグラフを併載したグランドコンプリケーションは、1941年にパテック フィリップが先鞭を付け開発した、いわば腕時計史に残る金字塔的名作。そのため、パテック フィリップのファンにはもちろん、全時計好きにとっての永遠の憧れです。
そしてその現行モデル「5270」に、新しいカラーダイヤルの新作が登場。それがこのブラック・グラデーションのラック・グリーンダイヤルのモデル。ダイヤルの中心から外周に向かって、徐々にグリーンが暗色に変わっていくのが美しく幻想的。昨年=2021年のグリーンとは違った、新しい魅力が味わえます。
また、この新モデルは豪奢なプラチナケースというのも見どころ。そしてパテック フィリップのプラチナモデルといえば、6時側のラグの中央にダイヤモンドが配されているのが、知る人ぞ知る魅力のポイントだったりします。
というのも、このダイヤの印は、そもそもは前社長のフィリップ・スターン氏がインタビューの際に着けていた時計の素材を訊かれ、ホワイトゴールドかプラチナか迷ってしまったのがきっかけ。そこでフィリップ・スターン氏のプラチナモデルには、ケースの下側にダイヤで印を付けるようになった。そしてそれが市販モデルにも採用されるようになったのです。ですから、この持ち主にしか見えないようにセットされたダイヤの印は、パテック フィリップのプラチナモデルのオーナーの密かな愉しみになっているのです。
なお、「5270」は福田がずうっと憧れている、心から欲しいモデル。手巻きというのもお気に入りのところで、裏面に覗くムーブメントを眺めるだけで、お酒が何杯でも飲めちゃいます。
永久カレンダー搭載・クロノグラフ 5270P
手巻き、Ptケース、ケース径41mm、アリゲーターストラップ。3気圧防水。2674万1000円
クロノグラフ「5172」にも、新しいカラーダイヤルの新作が登場。
「5172」は1940~1950年代のモデルをモチーフにしたヴィンテージテイストが魅力の人気作。手巻きクロノグラフというのも通好みで、3時と9時位置のインダイヤルの中心がセンターから少し下がっている独特のレイアウトもググっときます。
リリースに「ローズゴールドめっきのオパーリン」と表記された新色ダイヤルは、ご覧のとおりのサーモンピンクがヴィンテージな雰囲気。2019年に発表された初作のWGケース×ブルーダイヤルとはまたひと味違った独特のエレガンスが愉しめます。
クロノグラフ 5172
手巻き、18KWGケース、ケース径41mm、アリゲーターストラップ。3気圧防水。1016万4000円
そして同じくローズゴールドめっきのオパーリンダイヤルを採用した、新しいカラーダイヤルの新作が、永久カレンダー「5320」にも登場。
「5320」は2017年にWGケース×クリーム色のラッカーダイヤルでデビューしたグランドコンプリケーションの新しい名作。このサーモンピンクダイヤルの新作は、持ち前のヴィンテージテイストがよりいっそう深まったのが魅力です。
永久カレンダー 5320
自動巻き、18KWGケース、ケース径40mm、アリゲーターストラップ。3気圧防水。1195万7000円
最後にご紹介するのは「ワールドタイム 5231」。
「5231」は、クロワゾネエナメルによりダイヤル中央に地図を描いた、ワールドタイムの名作シリーズ。これまで世界のさまざまな地域の地図が描かれており、2019年に発表された前作ではアメリカとヨーロッパとアフリカ大陸が描かれていました。
そして今年=2022年の新作には、オセアニアと東南アジアが描かれている。ことに中央少し上に日本が描かれているのが大注目したいところです。
というのも、パテック フィリップは「5231」の地図で、毎回、その翌年にフィチャーしたい国を表すのが習わし。そして来年は、どうやら日本で大規模なイベントが開催される、との情報があるのです。
ということで、この新作はそのイベントで生まれるであろう物語や逸話を未来に伝える、時計 コピー 代引き格好の語り部となるモデル。そのため幸運にも手に入れることができれば、まさに「親から子へ、世代から世代へ」と受け継ぐことのできる素晴らしいモデルなのです。
ワールドタイム 5231
自動巻き、18KWGケース、ケース径38.5mm、アリゲーターストラップ。3気圧防水。1120万9000円